子育てで知る深い喜びと真実の生き方

息子からの手紙
子育てって、思うようにならないし、休みはないし、面倒なことはたくさんあるし、突発的な出来事もあるし、自分の人生を犠牲にしなくてはいけない場面がたくさんあると思います。
0歳で何もできない状態で生まれてから20年、60年かけて成長していくのが子供であり、人間だと思います。
親は、ずっと無償の愛を注ぎ続けるものだと思います。
それこそ見返りなど求めず、ただ愛しているからという理由だけで、その子のために人生をささげていくものでしょう。
通常では考えられないことかもしれません。
100やっても1も返ってこないなんて当たり前。
1,000やっても100,000やっても、1も返ってきません。
でもその中で、ほかでは味わえないような幸せも提供してくれます。
理屈や論理では計り知れない感動があります。
短期的なリターンを求めていては、間違いなく道を見誤ってしまうのが子育てではないでしょうか?
ビジネスにしても同様な場面があるのも真実で、長期的な視野にたって物事を判断しないといけないときもありますし、ぞれは人生についても同じだと思います。
しかし、子育てほど長期的な視野で考えることで大きなリターンがうまれるものはないのではないでしょうか?
リターンといっても経済のことではありません。
生きる喜び、幸せという、金銭とは比べ物にはならないくらい大きなリターンです。生き方そのものにダイレクトに影響してくるものです。
私は、息子が生まれてからずっと、息子にたくさんの負荷を与えてきてしまいました。
人生において大切なものを大切な順番に大切にすることができませんでした。
男は外で働いて、お金を稼いでこなくてはいけないと思っていました。
もちろん家事はしました。
子育てもしました。
でも、子育てができない当時の妻と息子を、私が仕事している間ずっと二人にしてしまったのです。
本当は仕事をやめてでも、息子との時間を作るべきでした。
でも、もう後の祭り・・・、過去はどうすることもできません。
息子はたくさんの傷を心に追って、6歳から二人で生活することになりました。
いまでもたくさん寂しい思いをさせています。
たくさんわがままいうし、たくさん依存的だし、人のことを思いやることができない場面もあるし、騒ぐし、泣くし、へぼるし、勉強もあまり好きではないし、最近は足も遅くなっています。
でも、そんなのまったく関係ない。
どんなときだって、私は一瞬の例外もなく息子を愛し続けてきたし、メッセージとして愛を伝え続けてきました。
どれだけ、「お父さん嫌い、お母さんと一緒に暮らしたかった」と言っても、動じることなくずっとまっすぐに愛の言葉だけを伝えてきました。一度たりとも息子の人格を否定したり、けなすような言動をとったことはありません。
どれだけ腹が立つときでもです。
でも、なかなか思ったような結果は得られないもので、思うような行動を息子は選択してくれません。
それはそれでいいのです。
ただ、息子が幸せを選択できる人間になること、それだけを見据えて、かかわってきましたし、これからもその方針に一寸の迷いもありません。
いい子にならなくてもいい、ただありのまま、自分を愛することができ、自分を幸せにできる人間になってほしい。
そのためには、親の私が、100パーセントの愛を伝え続けることしかないと思っているのです。
周りのいろいろな人が、いろいろなことを言います。
甘やかしすぎだとか、けじめが云々とか、しつけが云々とか、だめな子だとか、かまいすぎだとか、大人になってから困るぞとか・・・。
どれも確かに一理あることばかりです。
でも、私には信念があります。
甘えさせること、承認し続けること、自分が幸せに楽しく毎日生きている姿を見せること、いっしょにたくさん笑ってたくさんの思い出を作ること。
その中できっと、自己肯定感ははぐくまれていき、そして自分を幸せにできる人間になっていくのだと思うからです。
自分を幸せにする生き方ができるということは、他人に優しくできるということです。
なぜなら、人は一人では絶対に幸せにはなれないから。
人間である以上、幸せを感じるには他人の存在が必要だからです。
そして、幸せに生きるためにさまざまな努力をすることができるようになると思うからです。
昨夜、思いがけず息子から手紙をもらいました。
つるっと居眠りをした間に書いてくれたのです。
1,000,000,000,000,000の苦労さえも、その1,000,000,000,000,000倍の喜びに変えてくれるくらいのうれしい出来事でした。
本当の本当にうれしかった。
裏表なく素直に愚直に生きてきて、本当によかったと思えました。
涙が出てきて、やっぱり私の選択は間違っていないってさらなる確信が生まれました。
子育ってって、本当にたくさんのことを教えてくれると思います。
これは、抽象的に解釈していくとビジネスにも人間関係にもすべてのことに応用がきくように思います。
そして、どんな人生のステージの中でも、もっとも大変でもっとも幸せをくれることと思います。
息子へ心からの感謝を伝えたい。
そして、さらにがんばっていく決意を背中で見せていきたい。
これがお父さんの生き方だよって。
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