自分を大切に出来る人は人を大切にする人

 自分を大切にする人というのは、人を大切にする人のことだ。

決して間違ってはいけない。
自分を大切にするって、自分勝手な人をイメージする人が多いけれど、
自分勝手な人というのは、自分を大切にできない人のことだ。
なぜなら、人は一人では生きていけないからだ。
いろいろな人との関わり合いの中で、
いろいろな人の助けがあって初めて生きていける。
その人が作り出す功績というのは、
どれだけ多くの人の力をもらうことができたかにかかっていると言っても過言ではない。
そして、人は自分勝手な人のために尽力しようとは思わない。
どんな人に力を貸そうと思うだろうか?
誰かのために一生懸命になれる人に力を貸そうとするだろう。
目的目標に向かって一生懸命がんばっている人に力を貸そうとするだろう。
恩義のある人からの頼みは断れないだろう。
そして、価値ある人に力を貸すだろう。
価値あるとは、自分を大切にしていることを指す。
自分に価値がないと思っている人に力は貸さない。
だって、価値のないことに時間を使うのは無駄だからだ。
そして、価値がないと思っている人の周りには人を利用しようとする人が集まり、
その人を利用して小間使いのように扱うだろう。
なぜならば、その人がその人を価値がないと思っているから、
当然価値がない人のように扱われてしまうからだ。
つまり、人を大切にする一生懸命な人に、人は助勢するのだ。
だから、自分を大切にする人っていうのは、必然的に人を大切にする人のことだ。
そして、人もまたその人から見ると自分なわけだ。
自分を大切にする人にはそれがわかるだろう。
その人はその人を大切にしているのだから、
あなたもその人を大切にしなくてはいけない。
そのことが腑に落ちていることだろう。
でも、なんでもかんでも言うことを聞くのとは全く意味が違う。
人を大切にすることは、なんでも言うことを聞く便利屋さんのことではない。
便利屋さんは、利用される。
便利屋さんは、便利だからいろいろな人と親交するけれど、
決してそれは強いつながりにはならないだろう。
心と心でつながった関係ではない、
便利だからつながっている打算の関係だ。
便利屋さんは、自分がどう思われているかを気にして、だれかの言いなりになる。
つまり、目的はそのだれかのためではなく、自分のためなのだ。
自分の心の弱さに行動の目的があり、ベクトルが自分を向いているのだ。
出世のためとか、評価のために生きる人のことを指す。
自分に価値がないと思っている人のことを指す。
一方でその周りに集まる人も同様のことが言える。
その人に言えば言うことを聞くからその人とお付き合いをする。
当然、もっと言うことを聞いてもらうためによくしてあげることもあるだろう。
でも、結局のところただその人を利用しているだけだ。
だから、ベクトルがその人を利用すること、つまり自分向きになっているのだ。
でも、人を大切にする人は違う。
ベクトルがいつも相手を向いている。
だから、言うことを聞かないことだってある。
なぜなら、何かをしてあげること、
言うことを聞いてあげることがその人にとってよいこととは限らないから。
本当に相手にベクトルが向いている人は、相手の主旨をきちんと見ている。
その主旨を遂げるのに重要だと思うところに助けの手を差し伸べる。
相手が困っている時も同様だ。
困っているからといって、ただ単に助けるのではない。
これは自己満足に過ぎない。
本当にその人の助けとなる関わりをするだろう。
たとえば、お金に困っているとする。
ただ単にお金を貸すのもひとつの支援だろう。
でも、本当に人を大切にするっていうのはそういうことだろうか?
しっかりと問題点を一緒になって考え、
貸したお金は使ったらなくなってしまうけれど、
貸したお金がなくなっても大丈夫なような、根本的な問題解決をしようとするだろう。
それがその人にとって大切なことなのだ。
目先の足らないお金を工面することが大切なことは間違いない。
けれど、本当に大切なことはその後もちゃんと継続してお金を得ることなのだ。
だから必然的に人間関係の広がりが変わってくることがわかるだろう。
お互いがお互いを思いやる関係が広がってくるだろう。
なぜなら、ベクトルが自分向きの人と、ベクトルが相手向きの人とは価値観が逆だからだ。
だから、相入れることがない。
ベクトルが自分向きの人は自分向きの人と、
ベクトルが相手向きの人は相手向きの人と、
必然的に交流関係が広がっていくだろう。
だって、相手のことを大切にする人は、相手の時間の大切さを知っているからだ。
相手のことを大切にする人は、
相手が大切な人を大切にしているのを知っているからだ。
相手のことを大切にする人は、大切な人から順番に大切にしていっているからだ。
相手を大切にすることは迎合することではないと知っているからだ。
ベクトルが相手向きでない人は、打算で動くことを知っているからだ。
だから、自分を大切にする人=相手を大切にする人なのだ。
そうやって、深い人間関係の質と量の相関が人生を変えていく。
人生を変えるのは出会いにほかならない。
どんな情報やどんな物事も人を介してしかやってこないからだ。
なぜならば、よい情報はよい人の中で流通するからだ。
そして、よい人は大切な人から大切にしていく人だ。
だから、大切な仲間からよい情報が広がっていくのだ。
結局のところ、よい人間になることが、よい人間と出会うために必要であり、
よい人間に出会うことがさらによい人間になる

2 Responses to “自分を大切に出来る人は人を大切にする人”

  1. りり より:

    もう何も考えずに
    誰かを喜ばせる
    人間になりたいです。
    それは無理ですか。

  2. しんさん より:

    りりさん、こめんとありがとうございます。
    無理なことはないと思います。
    人は、いつからでもどこからでもどんな状態からでも変わることができる。自分が変われば回りも変わると私は思っています。
    人を喜ばせることが出来る人は、自分を喜ばすことが出来る人だと思っています。
    利己と自己愛は正反対の意味だと思います。
    ぜひ、自己愛を追求されることをおすすめします!

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