過去を手放す|自分を100%受け入れるために

 人生にあってコントロールできる分野とできない分野とわけて考えてみたい。

コントロールできない分野をコントロールしようとして苦しむ人が多いと思う。
コントロールできる分野をコントロールせずに不平・不満をいう人もまた多いと思う。
コントロールできない分野
過去、他人(自分以外のこと)、感情、生理反応
人はそれぞれが生きてきたストーリーを持っている。
いろいろな体験をして、今のその人を形成している。
これまでも述べてきたけれど、当然その全てが今のその人をつくるのに大切なことで、
一つとして無駄な経験などなかったはずだ。
それが、過去。
これをコントロールすることは、どうしてもできない。
だから、どんなことであっても過去は受け入れるしか仕方ない。
過去、~があった事実があったということ。
本来は、それ以外に何も存在しない。
けれど、人は過去を記憶として心に所持している。
記憶には、そのとき感じた感情が紐付けられている。
人生において、コントロールしにくい分野の感情だ。
そして、記憶の中を辿ってその出来事に意味付をしているものだ。
意味付は、理知的な部分でありコントロールできる部分だ。
つまり、過去≒記憶≒感情+意味付
過去を完了することは、今の自分を受け入れるために必須のことだ。
また、幸せになるためにはどうしてもしなくてはいけないこと。
誰かと良好な関係を気づくためにもどうしても欠かせないこと。
ところが厄介なことに、どれだけそれでよかったんだ、
すべて自分を受け入れるんだ、後悔なんてしている場合じゃない、
って考えても、どうしても感情がいうことを聞かない。
だから、過去を完了することなんてできない。
そう思ったことがある人は、多いのではないだろうか?
かくいう私も、そのような経験をしたことがたくさんある。
過去の出来事をいろいろと後悔しては、自分を責めていたことがある。
他人と自分を比較して、比較の罠にはまって、苦しんでいたこともある。
なぜあの人はあの時あんなことしちゃったんだ、って苦々しく思ったこともある。
それらはすべて過去を完了していないから生じることだ。
過去、あなたが最善を生きてきたことを心が受け入れていないということだ。
あなた以外の人がいつも最善を生きていたことを心が受け入れていないのだ。
それは、過去≒記憶≒感情+意味付だからだ。
すでに過去は、あなたの記憶の中にしか存在しない。
そして、感情と意味付でもって格納されている。
まずは、過去の意味付を変えることから始めよう。
感情はコントロールしにく。
その時抱いた感情は、思い出す度にフラッシュバックするはずだ。
だから、完了できない過去のできごとの意味付を変えてみることから始めよう。
それが腑に落ちてきたら、その出来事が引き起こす感情が、
変わってくることを感じるようになるだろう。
まずは、意味付を変えて、フラッシュバックする感情を弱めよう。
例えば、私の過去で最も完了することが困難だったこと。
それは、息子が成長過程で苦労したこと。
そこで、私が本当に最善を尽くせていたのか疑問を感じていたこと。
今の私ならこうするのにな、というのと、当時の選択が違っていたということ。
私は、家庭を放置して、仕事に没頭していた。
幸せな家庭を築くために仕事で成果を作らなくてはいけないと思っていた。
専業主婦の妻があるのだから、私は仕事だけを考え、仕事だけに専心する。
もちろん家事を手伝うし、妻を支えることはする。
でも、何よりも仕事を優先して、仕事で責務を果たすことが大切と思っていた。
そして、結果0歳の時から、息子をよくない環境におくことになり、
5歳の誕生日を迎えるまで、その環境を改善するための努力はしたつもりだが、
結果何も改善されないまま、その時を過ごしてきたということ。
私は、いつも息子のことを思っては、涙が溢れて止まらなかった。
そして、いつも後悔していたように思う。
その時のことを思うと心が痛んだ。
激しく自分を責めた。罪もない息子に苦労を背負わせたのは私だと。
私の弱さと器量のなさが息子によくない環境を作ったと。
でも、私はその意味付を変えた。
ちょうど一年前くらいだと思う。
人生で最も悩んでいた時の一時期だった。
妻と出会って結婚して、息子に苦労をかけて、乗り越えたおかげで、
私は人としての幅をつくることができた。
あらゆることを受け入れることができて、
他人の痛みをわかることができるし、
こどもたちの価値、こどもたちの未来を信じることができるようになった。
私が息子を信じて、息子を愛する限り、息子の人生がネガティブになることはない。
だから、私が成長して、生き様をみせることが、何よりも重要だ。
そのために、私は脇目もふらず仕事に没頭して自分を鍛え、
さらに家庭の中のたくさんの修羅場をくぐり抜けて、
絶対に負けない信念をつくることができた。
だから、私は息子を幸せに導くことができる。
他のどんな親たちができない愛を息子に提供することができる。
そう意味付を変えることにした。
そのうち、感情が変わっていった。
記憶の中で痛みが減っていった。
そして、完了した。
つまり、何がどういう意味で現在、過去につながるか。
その意味を肯定的に変えることで過去を完了することができるのではないかと思う。
完了することについては、いろいろな心理的なアプローチがあるので、
それらの観点から正しいかどうかはわからないが、経験的に正しいと思う。
過去を完了して、今を100%生きよう。

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